カリフォルニアから三十数年の月日を超えて親子二世代皇居訪問

2015年10月20日

先日女性のDさんからサイクリングツアーのご予約を頂きました。選択されたのは東京スカイツリー、皇居、東京タワーを周って日の出桟橋から水上バスで浅草へ戻るコースです。
当日とうきょうスカイツリー駅でお待ち合わせをして初顔合わせ。Dさんとその娘さん女性の姉妹、あと白人の若い男性。歩きながらお『男性とはどのような関係ですか?』と尋ねると甥っ子だとの事。東洋人の甥っ子に白人の甥っ子?思わず気が動転して曲がるべき角を真っ直ぐ進んでしまいいきなりのミス。よくよく聴かせて頂くとお婆様が白人男性と結婚したのだと教えてくれました。なるほど、クウォーターだとほぼ東洋人の面影はないのか。しかしアメリカだと東洋人の血が入っているとすぐに分かるそうです。うーん、どっからみても100%白人男性なんだけどな。
彼が日本に行きたくてお婆様と来日する予定が待ちきれなかったらしく単独での来日。今回は3度目の再会だそうです。
さて、サイクリングがスタートして程なく東京スカイツリー到着。そりゃ、そうだ。とうきょうスカイツリー駅出発ですもん(笑)

新国立競技場との建設費の比較など軽く時事ネタをお話しました。なにやら持ち合わせた封筒を取り出してスカイツリーの建設費650億円とメモしてくれています。うれしいなぁ。次の目的地は皇居ですが途中両国国技館とお客様のご希望で秋葉原に寄ってメイドカフェの点在する通りを歩いてきました。そしていよいよ彼が行きたがっていた皇居です。この時はまだ若い外国人の男性が皇居に興味をもつなんて意外だな程度に思っていたのです。九段下から千鳥ヶ淵までの坂道を頑張って上り緑の多い千鳥ヶ淵で休憩しばし休憩。

お濠沿いの下り坂を自転車で下りて行くと桜田門が見えてきます。そのまま自転車で入城。江戸時代なら切り殺されてる行為かもしれません(笑)

この先は自転車を降り徒歩で二重橋前へ。二重橋前で写真撮影をしていると彼が皆さんにスマホの写真を見せます。時代を感じるその写真には日本人の高校生くらいの女の子とと白人男性が肩を並べて写っています。なんとその写真は目の前にいる若かりし頃のDさん(今でもお若いです!)と彼のお父さんだったのです。彼のお父さんも三十数年前日本に観光にいらしてDさんと”はとバスツアー”に参加した時の写真だそうです。不意に幸せな気持ちをおすそ分けされた気分です。もちろんDさんと彼のツーショット、娘さんと彼のツーショットも撮影しました。数十年後この場所で写真の誰が誰の子供と写真に写っているのかと想像すると今回この場所に立ち会えた事が嬉しくなります。その時は”はとバス”でなく”東京サイクリングツアー&レンタサイクル”でお願いします。たぶん私の孫が責任をもって担当させて頂きます。


東京タワーを訪れ、月島でもんじゃ焼きを食べました。そして日の出桟橋で浅草へ戻りますがここに自転車を置いて一応の終了です。皆さんは水上バスで浅草へ。私は自転車で東京スカイツリーへ。お代ですと頂いた封筒に手書きで650億円の文字が!マジですか?お代として650億円頂いてよいのですか!どおりで皆さん高貴なお顔をしてらっしゃると納得して封筒をよくよく見たら先ほどスカイツリーの建設費のメモ。そういうオチか(笑)

そんなこんなで乗船を見届けて私はダッシュで東京スカイツリーへ。なぜダッシュかというとお別れをしたものの浅草へ先回りをして皆さんをお迎えしようと考えていたのです。水上バスが浅草到着するまで40分。安全を考慮するといい勝負です。スタートして暫くすると築地から銀座まで渋滞。自転車でも中々進みません。渋滞をやっと抜け日本橋を疾走。意外と信号には掛からず楽勝かとおもいきやその先がダメ。信号ばかり。水上バスの船着き場の少し手前で水上バス到着2分前。間に合ったと安心したのもつかの間、船着き場と思っていたのが数ブロック先の橋でした。2度目のミスは痛恨のミス。実際もっとミスはあったかもしれませんが到着したときには乗客も降りた後でした。残念負けた。
と言う訳で最後は締まらない終わり方となってしまいましたが気さくで素敵な皆さんと素敵な瞬間に立ち会えたツアーでした。

世代を超えたサイクリングツアーは『東京サイクリングツアー&レンタサイクル』へ!レンタサイクルもやっています。