たけのこの成長を見て掘って食しました!

2015年04月17日

18日からスタートする期間限定企画千葉駅スタートの「たけのこ掘り&里山サイクリングツアー」で目玉となるたけのこの成長具合を目と舌と胃袋で確認する為現地へ行ってきました。
今回もこの企画でご協力いただいている友人も同行してもらいました。
彼はたけのこ掘りの経験者なので心強いです。
私はたけのこ掘りは初めてでスコップを片手にワクワクしながら入山していきます。まさに山の男です。カッコいいです。歩き始めて僅か1分。入山というほど大げさなものではありません。
奥の開けた場所へ入ってたけのこ掘りのスタートです。山へ入って目を凝らしてもなかなかそれらしいものは見当たりません。友人より先にファーストたけのこを見つけてやろうと密かに闘争心を燃やしていました私は5分程見つからず焦り出したその時です。地面から突き出た大好物のチョコの「たけのこの里」で見覚えのあるあの形です。「あった!」私の勝ちです。友人は競争しているつもりもないだろうけどそんな事はどうでもいいのです。勝ちは勝ちです。悦に浸りながら友人を呼び寄せます。心なしか悔しそうに見える友人はこともあろうにそれをスコップで私のたけのこをつつくのです。あっと思った瞬間友人は「スカだね」と心無い言葉を発しました。一瞬笑みを浮かべたその顔は見逃しません。「それより俺も見つけたからこっち来なよ」と余裕の笑みを浮かべます。たしかに土からでてきたばかりにしてはよれよれだとは思ったのですが初心者の私には判断がつくわけもありません。
振り上げたスコップをいつ振り下ろそうかと考えながら(冗談です)後ろを付いていくとありました。ファーストたけのこです。ふっくらしていて若々しい!私の負けです。

負けを認めたら次はたけのこをスコップで掘り出すお手伝いです。オーナーさんも話を聞いていたのですがそのとおり、土はとても柔らかくサクサク掘り進められます。地下茎にスコップが当たると周りの土を払いのけてたけのこにスコップを突き刺します。「サクっ!」たけのこも柔らかい!

掘り始めて5分程でたけのこを掘りだせました。かなり大きくてこれを掘り出すと思った以上の感動がこみ上げてきます。見つける、掘る、ゲットする。これが感動につながるのだと見つけたわけではない私でも感じられました。

こんな感じで小一時間で5本程見つけましたが採れたて特権でこの後すぐのたけのこの丸焼き用と家庭へ1本づつの3本を収穫させてもらいました。

さて山で採れた恵みをすぐに食すのもワイルドな山男の条件です。というわけで山で火を焚くわけにはいかないのですぐさま海へ移動です。そうこの瞬間から生粋の海人(うみんちゅ)です。車で30分程走り稲毛の浜へ。この近辺は火気厳禁と書かれているので自転車に乗って友人はたけのこ、私はコンロを抱えて幕張方面へ海岸線のサイクリングがてら食す場所を探索です。海は不思議なもので普段はビシッとスーツに身を固めた営業マンの友人も海をバックに走っているとワイルドに見えます。自転車に乗りながら小脇に抱えたたけのこがサーフボードに見えこなくもないです。暫くすすむとあずま屋が見えてきたのでサーフボードを・・・いや、たけのこを降ろし調理の開始です。

皮ごとコンロ焼くだけ。そうこうしているうちに、たけのこの先からきれいな水滴が垂れ始めてきました。たけのこの香ばしい匂いが海風にのって香ってきます。美味しそうな匂いに反応して友人の口の先からきれいではない水滴が垂れ始めます。波の音と遊んでるふりをして、たけのこを気にしてそこから離れないカラスの鳴き声しか聞こえない中、おにぎりを片手にしばらくたけのこと睨めっこがつづきます。いい香りが漂ってきます。もうダメ、負けです。今日二度目の負けです。若干生っぽいのですが100均で購入したナイフをたけのこに突き刺すと片手でサクっと切れるほど柔らかいのです。醤油をたらして口に放り込みます。ふわーっと春の香りが口いっぱいに広がります。食感もサクっサクっと小気味よいです。あく抜きをしていないので噛んでいると、だんだんえぐみがでてきますが美味しく頂く事ができました。

春の味覚を堪能したら速攻後片付けして撤収です。生粋の海人でも寒さには勝てません。
そんなわけで、たけのこの状態を確認してきましたが幾つかでてきているのでもう少ししたら土からぼこぼこ出てきそうな雰囲気でした。大きいサイズでも柔らかく美味しかったです。
18日はまだ少ないかもしれませんが2,3人なら充分楽しめるかもしれません。もちろん新緑のこの時期、千葉の里山を走り抜けるサイクリングはそれだけでも楽しいです!
こちらの企画はレンタサイクルではお受けできないのでサイクリングツアーでお申込みください。
今夜はたけのこご飯かな。