ママチャリ乗れれば問題ない!?【クロスバイクのお話】

2015年03月23日

お客様のお問合せで未経験者の方には興味はあるけれど操作性等でスポーツバイクの敷居が高いのかなと感じる事があります。結論から言わせて頂くとシティサイクル(ママチャリ)を普通に乗る事ができれば問題なく乗る事ができます。問題がないどころか乗ってみると「あっ、普通に乗れる」「軽るっ!」、「漕ぎ出しが楽」、「楽しい^^」、「運動不足なのに、こんな長い距離を走れるとは思わなかった」、「購入したい!」と驚かれる方が多いのです。

ママチャリと重量を比較するとスポーツバイクは半分以下です。さらに変速機能によって停車前に軽いギアに変速しておけば発進時はちょっとしたペダリングでスーッと進んでいきます。自転車を乗っていて以外と疲労するのは信号待ちなどのストップ&ゴーなのです。この点においてスポーツバイクはママチャリと比較して圧倒的に疲労が少ないので長距離走行も可能となってくるのです。また軽量化や回転効率に優れたホイールによって巡行走行中も軽いペダリングでも気持ち良く走行する事が可能となっています。
姿勢については前傾姿勢がちょっと・・・という方も多いです。確かに前傾姿勢に慣れていない場合こわかったり疲れるのではないかと思うかもしれません。確かに前傾姿勢の方が風の抵抗が少なく腕、お尻、足に自重が分散され楽なのですが最初のうちはシートを低く設定して穏やかな前傾にしも問題ありません。高速走行を維持しない限り風の抵抗は気にならない穏やかな前傾でも街乗りに適したシートによりお尻にそれほど負荷がかかりません。慣れてきたら徐々にシートを適正な高さに調整してください。
あとタイヤの細さですがこれは高圧の空気が注入可能な仏式バルブ(ママチャリは英式バルブ)と相まって浅い角度で乗り上げる段差が苦手です。当店では28Cという規格のタイヤ幅ですがママチャリより細くなっています。競技用で使用するロードバイクこれより細い23Cが一般的でこれで段差を超えようとするとある程度深い角度で入らないとバランスを崩して転倒しかねません。28Cならそれ程神経質になる必要はありませんが段差に関しては常に深い角度で入ると頭に入れておく必要はあります。

スポーツバイクとはその名のとおりスポーツなのです。スポーツにはリスクが付き纏いますがその反面爽快感、高揚感、達成感を得る事ができます。リスクについてはシートを調整したり装備をしたりしてリスクを低減する事が可能なのでリスクだけに目を向けてスポーツバイクを体験しないのはもったいないと思います。
スポーツバイクで夕食のお買い物やお子様のお迎えというのは誰でも機能面で「?」と思うのではないでしょうか。なぜなら爽快感も達成感も高揚感も必要ないからです。ひょっとしたらお買い得商品をゲットできて高揚感はあるかもしれませんが(笑)これは主観ですがサイクリングや観光をするのにママチャリや電動機付自転車では「?」と思います。このシチュエーションこそスポーツバイクの醍醐味を味わえるからです。未経験の方にも風の音、車体から伝わる心地よい振動、軽いペダリングでどこまでも走って行けそうな気持ちよさを是非味わって頂きたいと思っています。
当店ではサイクリングツアー、レンタサイクル共対面での対応の場合は必要に応じてスポーツバイクの乗り方をスタッフが実践してお伝えしています。
一部対面でないレンタサイクルの場合も乗り方をプリントしたものをお渡ししていますのでご安心ください。