未来のグランツール優勝者(かも)の親御さんから相談

2015年11月04日

今日はお二人の小学生のお母さんから息子さんの自転車の相談がありました。上の息子さんがロードレースの本を読んでスポーツバイクに興味を持たれたそうです。大きくなったらレースに出場して優勝したいとの事。来年1月の誕生日にスポーツバイクをプレゼントしたいが一度レンタサイクルでスポーツバイクを試したいそう。別途料金で乗り方をレクチャーして欲しいとのご要望です。いやいや、別途料金は必要ありません。「夢」を分けていただければ(笑)
先日ブログで紹介させて頂いた「金ぺダリスト」のお子さんや今回のお子さんのように早くからスポーツバイクに興味を持って頂ける事はとても嬉しいです。野球やサッカーのようなメジャースポーツではなくサイクルスポーツに興味を持たれるお子様がいるのは少しびっくりです。スポーツ全般に言える事ですが世界的選手を育てるには層の厚さが重要です。小さい頃からそのスポーツを楽しむ子供か増え優秀な指導者がいる事、環境を整える事が必要です。野球なんかは私が小さい頃は放課後近所の空き地で毎日のように遊び日曜日は子供会の野球チームで汗を流し夜は毎晩野球中継を観ていました。まさに世界的選手を育てる層、指導者、環境が整っていた時代でした。イチロー選手、野茂投手、佐々木投手等のMLBでも一世を風靡した世代です。今では空き地がなくなり公園から締め出されプロ野球は地上波から追いやられすっかり野球をやる子を見なくなりました。残念ながら野球はこれからは世界的選手が出にくくなっていくのではないでしょうか。全てが上手く回っていないと世界的選手を出せるスポーツにはならないのです。
プロロードレースですが日本選手は勝つ事ができません。もちろん活躍しているのですが個人戦のように見えて実はチーム戦なのでチームとしてはエースを勝たせるためにその他の選手はサポートをするのです。エースを引っ張る選手やチームのドリンクなどを取りに行く選手もいます。日本人選手は今のところエースの選手は出ていません。しかも圧倒的に人数が少ない。こういったところはまだ日本がサイクルスポーツの歴史が浅く層、環境等整っていない状況なので仕方がないのです。というかグランツールで活躍する日本人がいるだけでもすごい事なのです。なんせ、三週間ほぼ毎日200km前後の距離を走りしかもアルプスの山々を上りつつ平均速度が40km/hという化け物集団の中で完走できるのですから。
いつかは日本においてサイクルスポーツの層が広がり日本人がグランツールにチームのエースとして参加をし、優勝を成し遂げてくれたら嬉しいですね。なので冒頭の私の「夢」は『東京サイクリングツアー&レンタサイクル』をご利用してくれたお子様がグランツールで優勝を果たして自転車を始めたきっかけが「レンタサイクルです!おっさんと練習したおかげです。」と言ってくれたらなーなんて事なのです(笑)

自転車を安全に楽しく乗るにはまず安全に止まれる事が重要です。スキーやスノーボードでも気持ちよいスピード帯がありますが、初心者がそこまで持っていけない理由は安全に止まれる技術がないからなのです。
当店でレンタルして下さった方やツアーに参加して頂いた方には初めてスポーツバイクを乗られる方が沢山います。対面で自転車をお渡しした方で初めての方には自転車の説明、安全な乗り方、止まり方をレクチャーしています。特に安全に止まる事が出来ない方はスタートさせませんよと脅したりもします(笑)

今後も可能な限りレクチャーは続けます。その時はスポーツバイクで日本一周や富士山五合目まで上るなど「夢」是非教えてください。東京にも安全に自転車を楽しめる場所が沢山あります。スポーツバイクで「夢」を叶える第一歩はぜひ「東京サイクリングツアー&レンタサイクル」へ。ただしあなたの「夢」を分けていただきます!